お米の連続測定結果

あるびれおが開所した年、2011年産のお米の測定依頼が続きました。ほとんどが福島県とその近県産で、親戚や友人から送られてきたお米でした。毎日食べるものだから気になる、もったいないし申し訳ないから捨てるわけにはいかないと、異口同音におっしゃっていたものでした。

では2014年度産のお米はどうなっているかと、食卓に上っているお米を測定したのが、下の表です。産地も東北から九州までと広く、縁故米もありますが、多くは流通品です。

幸いセシウム137は下限値未満です(☆セシウム134の「検出」については『Cs-134だけが検出されるって!?』をご参照ください)。その点が以前と違うところで、農家の方々をはじめ多くの努力があったりしたことが推測されます。が、今も、「このお米は安全と言われているけれど、大丈夫なのでしょうか?」と、依頼される方々の心配がなくなっているわけではありません。

先日あるびれおの勉強会に講師で来て下さった小豆川勝美さんによると、例えば北関東の道の駅などで売られている農産物の中に、政府基準を超えるものもあるとのこと。また、以前聞いた小出裕章さんの話では、事故前のお米のセシウムは1kgあたり概ね0.1ベクレルだったとのこと。

日本人の年間平均米摂取量は、平成15年で59.5kg(農水省)だそうです。気になるときは測定するということが、特にお米の場合は必要かと思われます。

測定員 音

☆セシウム137が検出されないがセシウム134だけが検出される現象については、稿を改めてブログにアップします。

お米の連続測定一覧表元

 

 

 

 

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