2018年8月26日安定ヨウ素剤自主配布会を行いました

2018年8月26日、「あるびれお」と「放射能測定を考える会・西東京」の共催で安定ヨウ素剤自主配布会を、西東京市民会館で行いました。

午後2時からと午後4時からの2回に分けて行い、18家族、59人の方にヨウ素をお渡しすることができましたが、率直な感想をいえば、思ったより数が少なかったと言うことです。それは福島原発事故について風化が著しいと言うことであり「のど元過ぎれば、あつさを忘れる」ものだから仕方がないと諦めてはならない、二度と原発事故を起こしてはならないと言う意思をもっと固め運動を作って行かねばと改めて思った次第です。

安定ヨウ素剤について簡単に説明します。

安定ヨウ素剤は万一、原発事故が起き放射能をあびる可能性がある場合、甲状腺を守り、甲状腺ガンにならないようにするため、予防的にのむ薬です。原発がこわれるとさまざまな放射性物質が飛び出しますが、その中で最も多量に飛び出してくるのがセシウムと放射性ヨウ素です。

ヨウ素にもいろいろあって放射線を出すヨウ素と放射線を出さないヨウ素(安定ヨウ素)があります。ヨウ素は私たちのからだにとって必要な物質で、特に甲状腺ホルモンの材料として、取り入れなければなりません。

また、私たちはヨウ素を含む食物(海藻など)を食べてヨウ素を体内に入れます。この場合、食物に含まれているヨウ素は安定ヨウ素といって、放射能を出さないヨウ素です。

自然界にあるヨウ素はほとんどが安定ヨウ素なのです。

一方、原発の中で作られているのは放射能を出す放射性ヨウ素です。放射性ヨウ素をふくむ食物を食べた時、私たちのからだは放射性ヨウ素をとりこんでしまいます。私たちのからだは放射性ヨウ素と安定ヨウ素を見分けることができないからです。取り込まれた放射性ヨウ素は大半が甲状腺に行きます。この時、甲状腺に安定ヨウ素がぎっしり詰まっていれば、放射性ヨウ素は入りこめず排泄されますが、安定ヨウ素が満タンでなくすき間ができていると、そこに放射性ヨウ素が入り込みます。そしてそれが後になって甲状腺がんをひき起こすこともあるのです。

そこで万一原発事故が起こった場合、すぐに安定ヨウ素剤を飲んで甲状腺をヨウ素で満タンにしておけば、放射性ヨウ素が体内に入ってきても甲状腺に入り込めないのです。

安定ヨウ素剤を常に持ち歩いていれば、万一の場合にすぐのむことができます。原発事故が起こった場合、どこかに保管されている安定ヨウ素剤を取りにいく暇などないと思われます。ですから「常に携帯」が必要なのです。

そこで、みなさんに安定ヨウ素剤をお分けする配布会を開きました。しかし安定ヨウ素剤をとりに来られた方は意外に少なく、主催した私たちは最初にふれたように「福島への関心がうすれ、原発事故のこわさも風化してしまったかなあ」とちょっとがっかりした次第でした。fullsizeoutput_13fd

 


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