第15回NPO市民フェスティバル

第15回 NPO市民フェスティバルに参加しました。市内のNPO・市民活動団体が、それぞれの活動を紹介する集いです。
 
 福島原発事故から13年、市民に放射能測定活動を知っていただくための貴重な機会です。会場は2ヶ所でした。
 パネル展は2月3日(土)から2月9日(金)までの期間、フレスポひばりが丘(谷戸町2丁目)で実施。38団体が参加しました。模造紙1枚に市内の土壌54検体を測定した値を棒グラフで見やすく表し「あなたの家の周りの環境放射能汚染を測ってみませんか」との見出しで測定・公開講座など各種活動を報告しました。また「新宿御苑への放射能汚染土持ち込みに反対します」との呼びかけで関係の新聞記事を添え、国の汚染土処理の動きを紹介しました。測定器の写真、測定員の声なども記載し、測定員募集中と呼びかけも掲載しました。


 体験イベントは2月10日(土)MUFG PARK(柳沢4丁目)で実施されました。12団体がパーク内にあるまちライブラリー館内に、9団体が屋外にテントを張り、ワークショップや模擬店などさまざまな取り組みを企画し、参加しました。
 体験イベントは1日のみの集いです。私達は屋外テントで、放射能の空間線量測定体験を行いました。
 テントの前に机を置き、大きなパネルを並べました。「放射能のからだへの影響」「放射能って?放射線って?」などと表記されたパネルを複数枚、それだけでも目立ち、通りかかる人達が立ち止まります。声かけし、南相馬市(原発から30キロ)の汚染土(5000ベクレル以上)の空間線量を測定して、測定数値を確認してもらいました。国が新宿御苑に持ち込もうとしている汚染土は8000ベクレルです。どれぐらいの空間線量の数値になるか考えます。原発に近い南相馬市の土の空間線量を確認して、西東京市との汚染の違いが見えてきました。市内の土壌でも1500ベクレル前後の数値が出たところが数ヶ所あります。西東京市も汚染されています。いずれも側溝に溜まった土です。
 原発事故で大気中に放出された放射性物質のうちセシウム137は半減期が30年です。セシウムは土に付着し、雨水により移動します。事故後、掃除されていない側溝に溜まった土は高い数値がでます。

2月10日のイベント会場は緑が多く、広々した空間で天然芝の大きな広場もあり、樹木も多く自然を満喫したくなるところです。アクセスはバスしかなく、最寄りの西武新宿線「西武柳沢駅」から徒歩15分かかります。当日、市民の方の参加は?と思ったのですが、かなりの方が会場に訪れていただけました。わたくしたちのコーナーに立ち寄られた方の中には福島原発で働いていた方、また事故で避難されていた方もいました。

 

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