2月21日福島県産玄米の公開共同測定をしました

 わたしたちの食生活は、ご飯に味噌汁、漬物、野菜の煮物、魚貝類といったものから、パンやめん、肉類、乳製品、油脂類などと動物性蛋白質などが大幅に増え、変わってきているといえます。それでも食生活にお米はかかせません。

 精米されたお米はかなり測定され、その結果があるびれおのブログに報告されています。放射性セシウムはほとんど検出されていません。

 今回、福島の玄米を入手することができ、2月21日に「公開共同測定会」を実施しました。

 公開共同測定会には3人の市民が参加されました。はじめて測定会に参加された方が「福島県の米はとても旨い。ほかのものもおいしいけどネ」と、言っていました。福島県は自然が美しい県であり、その広い自然に放射性物質が多く振りまかれてしまったのです。

 さて、この日にはあるびれおの測定員が、福島県いわき市2014年度産玄米909gを30分間、1時間、3時間測定しました。

◎1800秒

Cs-137  下限未満 ーー 3.42 Bq/kg(検出下限値)

Cs-134  下限未満 ーー 3.20 Bq/kg(検出下限値)

◎3600秒

Cs-137  下限未満 ーー 2.44 Bq/kg(検出下限値)

Cs-134  下限未満 ーー    2.28 Bq/kg(検出下限値)

◎10800秒

Cs-137  下限未満 ーー 1.47 Bq/kg(検出下限値)

Cs-134  下限未満 ーー 1.37 Bq/kg(検出下限値)

30分、1時間、3時間測定ではCs-137、Cs-134ともに検出下限値以下でした。

 1月8日に同じ福島県いわき市産の白米 重量1019gを測定した結果は次のようでした。

◎1800秒

Cs137    下限未満     検出下限値  3.03Bq/kg

Cs134    下限未満     検出下限値  2.84Bq/kg

◎ 64800秒

Cs137    下限未満     検出下限値  0.69Bq/kg

Cs134    下限未満     検出下限値  0.65Bq/kg

 いずれもセシウム137とセシウム134は検出下限値以下でした。お米では玄米にセシウムが蓄積しやすく、精米すると減ると聞いていたのですが、このお米ではいずれも下限値以下でした。

   測定員 佐藤安徳 梅村浄

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