9月5日奥多摩のきのこを測りました。知人に頼んで小中沢で採取した野生きのこ各種を送ってもらいました。きのこは広葉樹林に多く生えます。奥多摩は植林された杉や檜等の針葉樹が多く、きのこは少ない中を、集めて下さいました。食用であるかないかは問いませんでした。
粗みじん切りにしてマリネリ容器に詰めたら、358gになりました。
30分間測ったところ、
セシウム137は15.0Bq/Kg(下限値9.49Bq/kg)ピークあり。
セシウム134は下限値(8.88Bq/Kg)以下でした。
1時間測定では
セシウム137は13.9Bq/Kg(下限値6.76Bq/kg)ピークあり。
セシウム134は下限値(6.31Bq/Kg)以下でした。
3時間測定では
セシウム137は16.5Bq/Kg(下限値4.08Bq/kg)ピークあり。
セシウム134は下限値(3.80Bq/Kg)以下でした。
15時間測定をしたところ、結果がでました。
セシウム137は16.8Bq/Kg(下限値2.17Bq/kg)ピークあり
セシウム134は下限値(2.02Bq/Kg)以下でした。しかしピークはしっかり見えています。
農作物から10ベクレル以上のセシウムが検出されることが稀になった現在、奥多摩の野生きのこのセシウム値の高さに驚きました。
9月8日に新宿代々木市民放射能測定所でゲルマ測定をして頂きました。試料重量248g、18000秒の結果です。
Cs-137は10.7Bq/kg(±4%)下限値0.49Bq/Kg
Cs-134は2.4Bq/kg(±10%)下限値0.49Bq/Kgでした。
ゲルマ測定の値の方が低いですが、やはりセシウムが検出されました。
測定員 梅村浄