測定員から幼稚園に通う娘の離乳食にさつまいもをよく食べさせたということで「さつまいも」の測定が提案された。いもほり体験学習か?子どもたちをよく農園でみかけることもある。あまくて、おいしいスイートポテトがおやつとしてもよく食べられる。食物繊維も多く栄養満点である。
スーパー等でもベニアズマがよく店頭に並んでいる。図書館でさつまいもの栽培に関するものを何冊か目を通してみた。
「ベニアズマは作りやすい種類で、成長がはやい。さつまいもはベトベトした土が苦手、いもづくりは土から。土を耕すとき、稲のワラ、落ち葉、木などを燃やしたあとの灰を混ぜる。灰にカリウムという肥料分が含まれていて、いもが太るのを助けてくれる。また、灰だけでなく、水や空気の通りをよくしなければならないため、落ち葉や枯れ草などを土に混ぜ、よく耕し、30センチの高さに土を盛り上げて畝をつくり、畝の上に苗を植える。さつまいもは根菜で、根で土の中から養分や水分を取り入れ、その一番太ったところがさつまいもになった根である」こんなことがわかった。
さつまいもの測定会には茨城県鹿島北浦産のものを測定した。参加された市民からは「さつまいもが好きなのでよく食べる」「知人の勧めで、ある生協に加入したが、関東地方の農作物が多く、放射能は気になる」とのことだった。
また、測定員に「食品を購入する時、どんなことに気をつけているか?」との質問もあった。各団体が測定するデータの検索方法、その見方、判断の仕方などを参加者と話し合った。
茨城県産さつまいも1001g(加熱してつぶしたもの)を30分、1時間、3時間測定した。
測定結果は最長3時間測定でも下限未満だった。
1800秒
Cs-137 下限未満(下限値3.17Bq/kg)
Cs-134 下限未満(下限値2.98Bq/kg)
3600秒
Cs-137 下限未満(下限値2.26Bq/kg)
Cs-134 下限未満(下限値2.12Bq/kg)
10800秒
Cs-137 下限未満(下限値1.36Bq/kg)
Cs-134 下限未満(下限値1.28Bq/kg)
( 測定員 佐藤安徳 )