第16回NPO市民フェスティバルに参加しました

 2/10(月)〜14日(金) 田無庁舎2階ロビーでパネル展
 34団体が参加!
 あるびれお測定員有志が結成した市民グループ「放射能測定を考える会・西東京」として土壌の測定活動、原発事故による汚染土の問題、公開講座のことなどをまとめました。
 市内の土壌66検体の測定結果を棒グラフで見やすくしたもの。その図表の中には1500ベクレルとの数値のものが3ヶ所あり、いずれも側溝に溜まった土です。
 福島原発事故で、各地に大量の汚染土が発生し、これらは原発周辺一帯に設けられた中間貯蔵施設に搬入され、今年3月で10年なります。その量は東京ドーム11個分の汚染土の山とか。あと20年以内に汚染度合いの高い土は県外で最終処分し、この施設をなくすのが国の約束です。
 新宿御苑など数ヶ所に安全性を示す実証事業をするとのことで、8000ベクレルの汚染土を持ち込もうとしたのですが、地元の反対で見送りました。この事業の予算は計上しています。国の動きを監視していかなければなりません。汚染土に関係する新聞記事を参考に模造紙に貼り、わたしたちもこの運動に連帯し、国の動きを引き続き注視して行きます。
 土壌を測定することで見えない放射能の数値を明らかにし、測定活動への参加と協力を「子どもたちのいのちと未来のために」と呼びかけました。
 測定器の写真と測定員の声なども掲示しました。
 本会は公開講座(公民館市民企画事業)を実施しています。今回は3/2(日)実施の「なぜ日本は原発を止められないのか?」講師 ジャーナリスト 青木美希さんの講座チラシも掲示しました。

 2/15(土) には体験イベントが開催されました。
 会場は、ONE FOR ALL西東京 1階 地域交流スペース と 4階 西東京市民プラザでした。1階は、飲食関連の販売・子ども向けのワークショップ、キッチンカー、フリーマーケットなど。4階は、午前中「孤独のグルメ」の久住昌之氏のまち歩きの愉しみをテーマに、ドラマや映画の秘話を交えながらのトークショーがありました。
 午後から、4階のフロアは、18団体が子どもからお年寄りまで幅広い層を対象としたワークショップまたステージ演奏などがありました。トークショーに参加された方々も引き続き会場に、たくさんの参加者の交流の場となりました。


 「放射線のからだへの影響」「被ばくを減らすには?」などといったタイトルのパネルを並べ、汚染土の空間線量を測定する体験の場を設けました。

 汚染土は、南相馬の土手から採取した土で、0〜5センチのものが5600ベクレル、6〜10センチのものが1380ベクレルです。
 空間線量計をそれぞれの汚染土に近づけて測定すると、汚染度合いによって数値の違いを知り、また会場内の空間線量の数値と比較することもできます。
 測定を体験した男の子同伴の父親から「汚染土の処理、どうしたらよいのか?」と質されました。汚染土の測定体験で同一場所で採取した土でも、深さで数値が変わることを伝え「深い穴を掘って汚染度合いの高い土を埋めてしまうのも考えられないか。地権者の了解が得られるか、ですが。」と話してみました。

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