7月13日第2回わいわい寺子屋をひらきました

第2回目のわいわい寺子屋は、新しく測定員になったメンバーをはじめとして、22人が参加して、下宿地区会館で開催されました。

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土方さんは代表として走ってきたこの1年間を「2年にも3年にも感じました」と振り返って語りました。

「はかっちゃう わかっちゃう」のAT君テーマ曲も健在で、バックコーラスを募集中。

顧問の山田医師からは「福島県民健康調査で実施した174376人の甲状腺エコー検査の結果、現在までに甲状腺がんと確定または疑いとされた子どもは28人にのぼった。これは従来いわれていた15歳から19歳の子どもでは甲状腺がんは100万人に4~5人という発生率にくらべればあきらかにおおい。

しかし2012年に岡山大学の新入生約3000人に対して行われた甲状腺エコー検診では男子学生1人、女子学生2人に甲状腺がんがみつかっている。また、今から12年前の2001年に千葉大学の学生約1万人に行われたエコー検診では4人に甲状腺がんが見つかっている。十代後半の人では1万人に4、5人は甲状腺がんが見つかるということになる。

福島の場合、28人のうち1人9歳の子どもがいるがあとは11歳から18歳なので28人といっても頻度的に多いと言い切れないようだ。ただ、今回の福島の甲状腺がんの人について男女比を見ると男性14人、女性14人と男性が多い。いっばんに甲状腺がんは女性に多いが放射線に起因する甲状腺がんでは男女で比率が変わらないといわれる。男性がおおいことが放射線との関係性を示唆しているようにも思われる。また現在福島の南のほうは検診がおわっていなかったり検診の結果が少数しか発表されていなかったりして結論は出しにくいが、甲状腺がんになったひとの居住地域がヨウ素が沢山飛散したとおもわれる北の方が多いというのも放射線の影響を伺わせる。」とのコメントがありました。

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測定チーフの内藤さんは放射能を測定する意義と難しさについて述べつつ、測定依頼が減っているあるびれおの現状を訴え、市民の協力を依頼しました。

福島県から自主避難して「つながろう!放射能から避難したママネット」の活動をしている増子さんは、福島県の農家に嫁ぎ、有機農業を始めて2年後、福島第一原発事故が起こり、農業を続けるか止めるかぎりぎりの選択を迫られましたが、子どもの安全を第一に考えて東京に避難してきた経緯を話してくれました。

「これから地域でのつながりを大切に暮らして行けるかな?」

と、西東京市に来てようやく感じ始めたそうです。

7月21日には福島避難者健康相談会を西東京市で開きます。あるびれおのメンバーも多数参加の予定。

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質疑応答の中で、子ども連れの若いお母さんから「放射能について、気軽におしゃべりできるママの集まりが欲しい」と希望が寄せられました。また、測定員志願の人もあり、活発な話が飛び交いました。

あるびれお運営の一助にと、カンパに応じて下さった皆さん、どうもありがとうございました。

 

 

 

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