ある日バスの車窓からぼんやり外を眺めていたら‘おおぞら公園’で遊ぶ子ども達。公園は雑草がぼぉぼぉしていました。
「あの草は大丈夫なのだろうか…。」
東京の土壌からも多少のセシウム汚染が確認されています。ふと心配になり、測ってみる事にしました。
早朝に、一緒に‘あるびれお’で測定ボランティアをしている夫と草刈りバサミでジョキジョキとカット。知らぬ人が見たら「ウサギを飼っているのか?」と思われたかもしれません。
スーパーの袋2つ分刈ってきましたが、マリネリに537gしか入りませんでした。
天然核種を避けるため数日置き、4時間測定。
共に検出下限値(Cs137-2.31/Cs134-2.13)以下という結果でした。
正直もっと数値が高いかも?と思っていたのですがAT器で限界なところまでのこの数値という事で、とりあえず測ってみて良かったです。
直接食べるものでもありませんし…でも外で遊んだら、ちゃんと手洗いはしましょうね。
原発事故後、いろいろな心配が増えました。
先人から受け継いだ大地を汚し、後世へ渡さねばならない事はとてもつらい思いです。
子ども達は自分達ではまだ環境を作ることが出来ません。
子どもを守るため、大人がその時出来る限りを尽くし行動していく事…測定することもその一つだと思っています。
測定員 土方仁美