西東京市の自宅の柿を測定しました。結果は検出下限値未満でした。
Cs-137下限値は0.65Bq/kg Cs-134下限値は0,60Bq/kg
この柿、2011年には不作で、かつ各地でなり物からCs-137・Cs-134が検出されたため、はなから食する気がなく、あるびれお自体もまだ発足前で、測定はしていなかったものです。
2012年は皮つきの柿1104gを1時間測定、Cs-137下限値未満(下限値は2.18Bq/kg)でしたが、Cs-134は検出(放射線濃度3.22±1.31Bq/kg 下限値1,99Bq/kg 統計誤差68.9%)しました。Cs-134の方が多いのですから、不正確な値の測定となり、今だったら直ちに長時間測定に切り替えるケースです。が、本当には食べる気がなかったため、不得要領のままそこで止めてしまいました。
しかし今回は、食べられないかどうかはっきり知りたくて、測定に臨みました。事前に無水で15分間ほど加熱処理し、万一検体が測定中に検知器内で発酵して噴出したりするのを防ぎました。このため、処理前に比べると約10%重量が減りました。処理した柿1097gを18時間測定した結果が、上記の数値です。
知人の柿栽培農家によれば、柿は地表より1メートル以上深く根を下ろすため、現在地表の下10㎝程度以内に留まるといわれているセシウムを根から吸収することはまず無いとのことです。ただ浅い根や樹皮経由の汚染は有り得るかもわかりません。それがどの程度なのか?知らないことばかりです。
さて、この柿の木の実は、今年は食べることにしました。渋柿ですが・・・。
測定員 山羊