練馬産たけのこを測定しました。農家栽培ものではなく自生しているもの
です。
18時間測定を計3回実施し、セシウム合計値が常に検出表示されました。
1回目(4月22日) 重量1009g セシウム合計2.22± 0.69Bq/kg
Cs-137 0.85±0.46 Bq/kg 下限値0.70Bq/kg
Cs-134 1.37±0.51 Bq/kg 下限値0.65Bq/kg
2回目(4月29日) 重量980g セシウム合計2.39±0.73Bq/kg
Cs-137 0.79±0.48Bq/kg 下限値0.72Bq/kg
Cs-134 1.60±0.55Bq/kg 下限値0.67Bq/kg
3回目(4月30日) 重量911g セシウム合計2.28±0.75Bq/kg
Cs-137 0.90±0.51Bq/kg 下限値0.78Bq/kg
Cs-134 1.38±0.55Bq/kg 下限値0.73Bq/kg
3回ともCs-134がCs-137より高い数値で、測定結果の信頼性は低い、が、
セシウム合計が2.2~2.3Bq/kg(下限値は0.70Bq前後)程度で一貫して出て
いることから、少なくともセシウムは「ある」と思った方がよいかと考え
ます。
ただ、その数値に関しては、AT1320A器の能力限界を超えた領域なので、
正確には言えず、ゲルマニウム半導体検出器を利用したいところです。
測定依頼者は被曝についての関心が高い方で、このたけのこを食材として利
用している仲間の人たちに、測定値の信頼性も含めた結果を正確に伝えて下
さったそうです。
(山羊)