7月16日あるびれお会員報告会を行いました

市民会館の多目的室で、2015年度のにしとうきょう市民放射能測定所あるびれお会員報告会を行いました。その様子をご報告致します。

〈現在の福島を語る 共同代表 山田真さん〉
「福島市の市民放射能測定所である福島30年プロジェクトの測定では、10ベクレル以上の放射能を含む食品は少なくなっている。甲状腺癌が多数見つかっているが、放射能の影響であるかどうかを証明するために他地域の疫学調査が必要。白血病の発生数について、データを得ようと努力しているが、今のところ分かっていない」との報告でした。
また、福島から東京に母子避難している増子さんから、避難者の中から今までのところ、甲状腺癌はでていないこと、来年3月に住居費の手当が打ち切りになるので、今後の暮しをどうするか曲がり角にさしかかっているという話をききました。

〈2015年度の活動報告〉
・測定数が2012年度から減っていることが報告されました。東京で出回っている食品のセシウム値が減少して来ていることが、市民の安心につながっているのか・・・との推測でした。
あるびれおでは昨年秋に測定アドバイザーに谷村暢子さんを迎え、データの判断について相談しながら測定を進めています。また、AT機の校正点検を行い、バックグラウンドチェックを実施して測定環境を整えました。

・放射能測定を考える会•西東京が開いている公開講座を後援しました。白石草さん「チェルノブイリの子どもたちは今」坂田雅子さん「私の終わらない旅ー聞いて下さい。脱原発への道しるべ」今中哲二さん「放射能汚染と向き合うための基礎知識」の3回です。市民と一緒に学ぶ良い機会となりました。

・公開共同測定会を、公開講座後に市民に呼びかけて行いました。きのこ、さつまいも、れんこんを測りました。参加者に放射能測定の方法、結果の見方、農林水産省が発表している放射能値のデータを紹介して、話合いました。

・わいわい寺子屋を6月に開き、山田真さんの「放射能ってからだにわるいの?」という講演の後、出席者で話合う時間を持ちました。

・2016年度も引き続き、測定と公開講座、わいわい寺子屋等の活動等を行うことを確認しました。

〈2015年度の決算報告、2016年度の予算案〉
担当者より説明があり、正しく会計がなされていることを出席者全員で確認しました。

閉会の挨拶は共同代表の土方隆一さんでした。その挨拶と推敲の跡の残るスケッチブックの写真を掲載します。

「会員報告会 閉会のご挨拶」

本日はお集まり下さりありがとうございます。あるびれおは発足より4年となりました。
放射線がすべての人をつらぬく、主義思想に関係なく。みなさまと悩みつづけてやむことはありません。
いまもその状態は、おなじです。まるで宮崎駿作品『風の谷のナウシカ』の世界にある放射能の森・腐海(ふかい)を思います。そして再稼働されてゆく原子力発電。
ぼくの中に小さな神様がいます。
ぼくはこの小さな神様といつもお話をしています。
ぼくたちは、どこへゆくのか。この国はどこへゆくのか。
この世界、いのちの豊かさは、人間たちのものだけではありません。人間だけが戦争をひきおこし、さらに核のかずかずの問題が中心にあります。

いくつの憎しみを越えることが出来たら、
いくつもの悲しみを越えることが出来たら、ぼくたち人間は、わかりあえるのでしょう。

ぼくたちはどこへゆくのか
この国はどこへゆくのか

この「3.11」をへてわたしたちが原子力を必要としないこと。原子力発電を必要としない国になること。
日本国による日本国民の健康調査をし、全国でその調査を毎年続けること。
一人一人は、小さな水のひとしずくです。そして、それが集まれば流れとなりやがては岩をも動かすとぼくは思っています。
あるびれおを応援して下さい。みなさんで支えて下さい。
山田真さんの誠実なまっすぐな心から生まれましたあるびれおの応援を、心よりお願い申し上げます。
ありがとうございました。

土方隆一

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