<6> ゼオライトプロジェクトの報告
2020年末からゼオライトプロジェクトを始めました。ゼオライトは含水アルミノケイ酸塩で、吸着剤、乾燥剤、イオン交換剤、さらには排水処理、肥料などに使われています。
八王子市民放射能測定所ハカルワカル広場では、ゼオライトが持っている物質の吸着効果に着目して、2016年から環境中のセシウム134と137の測定を始めました。経過はハカルワカル広場の下記のサイトをご覧ください。
あるびれおでは西東京市内の土の測定と並行して、一戸建て住宅の雨樋下にゼイライトを設置して、風で吹き飛ばされて屋根に溜まった土埃を集めて、3ヶ月毎に測ることにしました。
まず、雨樋下にセオライトの袋を設置してもらいました。3ヶ月間以上同じ場所に放置します。
3ヶ月以上経ったら袋から取り出し、新聞紙に拡げて乾かし、測定員に連絡してもらいました。
乾燥したゼオライトをマリネリ容器に入れて、測定員が放射能を測定します。2箇所以上設置した場合は、見分けがつくようにして下さい。測定後、袋に入れて戻しますので、同じ場所に設置して3か月後に再び測ります。
5件のゼオライト測定結果を報告します。設置時期は2020年11月から2021年2月の間でした。設置する家が同じ場合は方角で場所を示しています。
柳沢1丁目の南の雨樋からはCs-137が14.10Bq/kg、南町3丁目の西南の雨樋からは6.08Bq/kg検出されました。
ゼオライトには自然放射能が含まれています。スペクトルからAc228(アクチニウム)Pb214(鉛)Bi214(ビスマス)などが検出されました。
Cs134の値はあるびれおのNaIシンチレーション測定機の誤検出であると判断しました。